×

ニュース

被爆の惨状 写真で切々 安芸高田市高宮で展示 復興進む町の様子も

 安芸高田市高宮町の高宮田園パラッツォで「ヒロシマ・ナガサキ原爆写真展」が開かれている。被爆70年に合わせて、同町のたかみや人権会館が企画した。6日まで。無料。

 広島や長崎の被爆直後や、復興が進む町の様子の写真や絵を掲載したポスター計30枚を展示。熱線で着物の柄が皮膚に焼き付いた女性の姿(広島)や、板壁に残った兵士とはしごの影(長崎)など原爆の惨状を伝えている。資料は原爆資料館(広島市中区)から借りた。

 同町の高校3年三戸響君(17)は「現在も後遺症に苦しむ人がいる。一日も早く核廃絶を実現してほしい」と話していた。(山成耕太)

(2015年8月4日朝刊掲載)

年別アーカイブ