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キャンプで平和交流 広島市立大でスタート

 原爆の日を前に、国内外の旅行者が集うヒロシマピースキャンプが4日、広島市立大(安佐南区)で始まった。6日までの3日間。米国やフランス、インドなど12カ国・地域の40人を含む、過去最多の151人が利用を予約しており、ボランティアスタッフ約40人でもてなす。

 13組33人が予約した初日は、グラウンドに約30のテントを設営。夕食には手打ちうどんが振る舞われた。英国から訪れた非政府組織(NGO)メンバー、アレックス・マニングさん(27)は「核兵器廃絶への動きを後押ししたくて広島に来た。キャンプでは楽しみながら平和について語りたい」と期待した。

 キャンプは市が2008年から始め8回目。宿泊者は5日に原爆資料館(中区)を見学。6日は平和記念式典に参列する。

 ボランティアリーダーの市立大3年武内亮さん(20)は「いろいろな地域や国の人と平和や文化についての話をしながら、来て良かったと感じてもらえるようにしたい」と話した。(菊本孟)

(2015年8月5日朝刊掲載)

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