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「平和大行進」ゴール 核廃絶訴え広島に到着

 核兵器廃絶を訴えて各地から被爆地を目指した「国民平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)が4日、広島市中区の平和記念公園にゴールした。

 東京都や富山、和歌山県などを起点にしたルートの一行が、廃絶を呼び掛ける横断幕やのぼりを掲げて市中心部を進んだ。参院で審議中の安全保障関連法案にも触れて「戦争する国づくり反対」などと声を張り上げ、次々と公園にたどり着いた。

 集結集会には約300人が参加。91日間かけて東京都から歩き抜いた杉並区の映画プロデューサー山口逸郎さん(83)は「3回目の今回が、沿道の反応が一番大きかった。内閣に対する危機感の表れだと思う」と日焼けした顔で振り返った。実行委は被爆70年のことし、全国11ルートで取り組んだ。

 また、この日は東京を6月6日に出発した日本山妙法寺(東京)の平和行進も平和記念公園に着いた。(川手寿志)

(2015年8月5日朝刊掲載)

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