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児童ら平和誓う 「教師と子」慰霊祭 広島

 原爆で犠牲になった子どもや教職員の慰霊祭が4日、広島市中区の平和記念公園南側の緑地帯にある「原爆犠牲国民学校教師と子どもの碑」前であった。市内61小中学校の児童生徒や教員、遺族たち計740人が参列。平和への誓いを新たにした。

 全員で黙とうした後、福木小6年の内藤康太さん(11)が「二度と悲劇を繰り返さないため、武力ではなく言葉の力で平和な未来への一歩を踏みだそう」と呼び掛けた。各校の子どもは碑前に折り鶴と花束をささげた。

 碑は、教え子を抱いて立つ女性教師のデザイン。教職員や児童生徒、市民の募金によって1971年に建立された。慰霊祭は70年に始まり、46回目。(樋口浩二)

(2015年8月5日セレクト掲載)

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