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長崎で世界大会閉幕 「核廃絶を実行する決断の時」

■記者 道面雅量 

 原水禁国民会議系の被爆63周年原水爆禁止世界大会と日本原水協などの原水爆禁止2008年世界大会は9日、長崎市でそれぞれ核兵器廃絶を訴える宣言や決議を採択し、全日程を終えた。

 原水禁系は、長崎県立総合体育館での「まとめ集会」に2200人が集まり、国内外の被爆者援護の充実▽核廃絶への外交努力▽脱原発―などを訴える大会宣言を採択した。

 米国の反戦組織「平和と正義のための連合」のジョージ・マーティン共同代表が「2020年までの核廃絶ビジョンを共有する」と連帯を誓い、神奈川県横須賀市で進む米原子力空母の母港化計画の撤回を求める特別決議もした。

 原水協などは長崎市民会館で大会を開き、1900人が参加。「長崎から世界の人びとへの手紙」と題する決議をし、核保有国をはじめ世界の国々へ「核廃絶を実行する決断の時」と呼び掛けた。国連と各国政府、主要な非政府組織(NGO)に送付する。

(2008年8月10日朝刊掲載)

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