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核の非人道性考えるシンポ 広島で9日

 「核兵器の非人道性と安全保障」をテーマにしたシンポジウムが9日午後3時15分~5時、広島市中区の広島国際会議場である。国際平和拠点ひろしま構想を掲げる広島県が、日本、中国、オーストラリアの3カ国の外交専門家4人を招いてパネル討論を開く。無料。

 パネリストは、元国連事務次長の阿部信泰氏と元オーストラリア外相のギャレス・エバンス氏、核軍備に詳しい中国・復旦大の沈丁立教授、国際政治を専門にする東京大の藤原帰一教授の4人。核廃絶に向けた展望や核不拡散の在り方について意見を交わす。

 4人はいずれも、8、9の両日に広島市南区である核軍縮に向けた県主催の円卓会議「ひろしまラウンドテーブル」に出席する。同会議での成果も踏まえ、シンポで話す。日本語、英語の同時通訳がある。

 定員100人。所定の様式でファクスか郵送、電子メールで申し込む。8日必着。県平和推進プロジェクト・チームTel082(513)2368。

(2015年8月5日朝刊掲載)

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