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国連事務次長が松井市長と会談 「核なき世界」へ協力

 国連の金垣洙(キム・ウォンス)事務次長兼軍縮担当上級代表代行と広島市の松井一実市長が5日、市役所で会談し、「核兵器なき世界」の実現へ協力することを確認した。

 韓国出身の金事務次長は「軍縮など世界的問題の解決には、都市や非政府組織(NGO)など地域の行動が欠かせない」と指摘。5年前に広島市を訪れて平和記念式典に出席した潘基文(バン・キムン)事務総長が「ヒロシマの心に感動したと言っていた」とも紹介した。

 これに対し、松井市長は会長を務める平和首長会議の加盟都市間で若者の交流事業を活性化する構想があることに触れ「核兵器なき世界に向けた動きをともにしていきたい」と述べた。

 金事務次長は会談に先立ち原爆資料館(中区)を見学した。6日は平和記念式典に参列し、潘事務総長のメッセージを代読する。

(2015年8月6日朝刊掲載)

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