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13ヵ国宗教者 反核訴え 広島でシンポ 広島原爆の日

 神道、仏教、キリスト教など宗派を超えた世界13カ国の宗教者たちが6日、広島市中区でシンポジウム「二度と戦争を起こさない―核兵器廃絶をめざして」を開いた。約250人が参加。核兵器禁止条約の締結に向けた交渉開始を各国政府に促していくことなどを盛り込んだ共同アピール文を採択した。

 シンポでは核兵器廃絶に向けた課題などについて、国内外の宗教者や軍縮専門家が意見を交わした。アピール文にはこのほか、核軍縮に向けた若者への教育推進、国連の「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」(9月26日)に合わせ、世界の宗教者に連帯を呼び掛ける活動を掲げている。

 主催したのは、カトリック信徒による国際団体「聖エジディオ共同体」(イタリア)、超宗派の世界連邦日本宗教委員会、世界宗教者平和会議日本委員会。戦後70年の節目に、3団体が合同で初めて企画した。(桜井邦彦)

(2015年8月7日朝刊掲載)

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