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世界のスカウトが参列 14~17歳の200人 広島原爆の日

 山口市などで開催中のボーイスカウトの世界大会「世界スカウトジャンボリー」に参加している14~17歳の約200人が6日、平和記念式典に参列した。約150カ国・地域の代表1人ずつと、日本国内から約50人。式典前に、原爆慰霊碑にささげるキクやリンドウを参列者に配った。式典後は、平和記念公園で「平和」を意味する人の輪をつくって黙とう。約2万2千の折り鶴を原爆の子の像にささげた。

 5日までにスカウト約2万6千人が、世界大会の一環「ピースプログラム」で平和記念公園を訪れ原爆資料館や慰霊碑を巡った。

 ベルギーの高校生フルール・バン・ウィンケルさん(15)は「平和の鐘が鳴り、皆が犠牲者を思って黙とうした時間が印象的だった。ヒロシマの惨劇と見事な復興を、母国の家族や友人に伝えたい」と話していた。(山本乃輔)

(2015年8月7日朝刊掲載)

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