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G8議長に被爆証言 原爆資料館の視察時

■記者 森田裕美

 広島市の秋葉忠利市長は14日、来月2日に中区で開催する主要国(G8)下院議長会議(議長サミット)に出席する各国議長に、原爆資料館(中区)で被爆者の体験証言を聞いてもらう考えを示した。

 秋葉市長は会見で、「核保有国を含む主要国の立法府の現職議長が被爆地を訪問すること自体、非常に重要。その意味は強調してもしすぎることはない」とサミットの意義を強調。その上で「原爆資料館見学の中で被爆体験証言を聞いていただくことを考えている」と明かした。

 さらに「直接私が話をする機会もつくりたい」とし、核兵器廃絶に向けた被爆地の取り組みを説明する機会も設ける意向を表明。

 具体的には、自身が会長を務める平和市長会議の活動や、これまで平和宣言で述べてきた内容を軸に「ヒロシマのメッセージ」を伝えるという。

(2008年8月15日朝刊掲載)

G8議長サミット 被爆証言者に高橋昭博さん決定

■記者 森田裕美

 9月2日、広島市で開催されるG8議長サミットに出席する各国議長に体験を証言する被爆者に、原爆資料館元館長の高橋昭博さん(77)=西区=が決まった。広島市が15日、発表した。

 議長たちは広島国際会議場(中区)である会議に先立ち、原爆慰霊碑に花を手向け、原爆資料館を視察する。高橋さんは、自身が寄贈した展示資料である変形したつめの前で約10分証言する。

 市が同日昼に市内のホテルで主催する昼食会の冒頭に、秋葉忠利市長が核兵器廃絶に向けた被爆地の取り組みについてスピーチすることも決まった。

(2008年8月16日朝刊掲載)

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