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日米学生会議で平和を考える ジュニアライターも参加 広島

 平和をテーマに取材、活動している中国新聞ジュニアライターは6日、広島市内で開催中の交流プログラム「日米学生会議」(国際教育振興会主催、広島日米協会など後援)の参加者と、核兵器や平和学習などについて意見交換した。

 中学1年~高校3年のジュニアライター15人と、日米の大学生14人が五つのグループに分かれて話し合った。「核兵器と原子力発電をどう思うか」との質問に米国の学生は「国同士の不信感がある限り核兵器はなくならない。代替エネルギーがあれば原発はなくせばいい」と答えた。学校での平和学習については、日本、米国とも自国の被害について多く学んでいる点を確認。その上で、加害、被害両方を学んでこそ、客観的に考えられるようになる、との意見で一致した。

 ニューヨーク州のシラキュース大を5月に卒業したジャクリン・バルーさん(22)は「祖父母の時代に戦争したからもっと米国に否定的だと思っていた。違っていてホッとした。原爆・戦争についてしっかり話し合え有意義だった」と話していた。

(2015年8月7日朝刊掲載)

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