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子どもらも誓いの列 三次で式典・集い 広島原爆の日

広島県北の8・6 平和へ思い

 ことしで70年を迎えた原爆の日の6日、県北各地でも犠牲者を追悼する集いがあり、平和を祈った。

 三次市三良坂町の三良坂平和公園では、原爆死没者追悼式典があった。「母と子―わたす像」の前に集まった町内の被爆者や住民、みらさか学園の小中学生たち計約160人が犠牲者の冥福を祈った。

 主催した三良坂平和を願う会の田口正行会長(58)は「人類と核は共存できない。核廃絶への運動を続けていく」とあいさつ。原爆投下時刻の午前8時15分に合わせて全員で黙とうした。

 同市神杉地区であった「平和と戦没者慰霊の集い」には、住民たち約100人が参加。被爆者の広信信人さん(84)=三次市廻神町=の体験に耳を傾けた。

 同市河内地区の「平和の集い」では、住民や河内小、河内保育所の子どもたち計約50人が集い、地元の100人の戦没者の慰霊碑に折り鶴や菊をささげた。

 市内の被爆者は、この1年間に約90人が亡くなり、約1400人となった。

(2015年8月7日朝刊掲載)

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