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鎮魂の音色に感銘 来原小で被爆ピアノ演奏 安芸高田市高宮 広島原爆の日

 被爆ピアノを通して平和の尊さを考える集いが5日夕、安芸高田市高宮町原田の来原小体育館であった。児童や地域住民たち約100人が鎮魂の音色に聞き入った。

 来原地区コミュニティづくり連絡協議会が主催。ピアノは爆心地から2・6キロの広島市段原地区(現南区)の民家で被爆。いずれもプロで、広島を拠点に活動するピアニスト森須奏絵(かなえ)さん(26)とソプラノ歌手大島久美子さん(47)が「原爆を許すまじ」など計8曲を披露した。

 また、地元の2組が連弾。同小6年中村夏未さん(12)と、妹で4年百夏さん(9)は「君をのせて」を響かせた。夏未さんは「きれいな音で驚いた。こうしてピアノを弾けることが幸せだと思う」と話していた。(山成耕太)

(2015年8月7日朝刊掲載)

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