×

ニュース

歌を通じ平和考える 江田島の切串小で集い 広島原爆の日

 江田島市江田島町の切串小は6日、戦争の悲惨さを訴える「ヒロシマの有る国で」を作詞作曲した山本さとしさん(54)=東京都練馬区=を招き、歌を通じて平和を考える集いを開いた。

 20代から毎年広島市を訪れている山本さんは、被爆者の体験を聞き、平和を願う歌を披露してきた自身の活動を紹介。「70年前に起きたことや亡くなった人の無念さを忘れないでほしい」と訴えた。

 1983年作の「ヒロシマの有る国で」も合唱した。「ヒロシマの有る国で しなければならないことは ともるいくさの火種を 消すことだろう」。児童70人は山本さんが弾くギターに合わせ、力強く歌った。

 6年角増亮介君(11)は「歌を通じて原爆が落ちた当時の悲惨な様子を想像した。平和の大切さを感じた」と話していた。(貞末恭之)

(2015年8月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ