×

ニュース

平和の思い…大きな絵に 瀬戸田小6年が活動協力 尾道

 尾道市瀬戸田町、瀬戸田小の6年生70人が平和への思いを5メートル四方の布に描き、6日、体育館で全校児童にお披露目した。国内外の子どもの絵を縫い合わせて「世界一大きな絵」にする活動に協力した。

 ハトが天空に舞い、虹で平和な世界を表現した。シャボン玉の中には、瀬戸田特産のレモンのほか、寺や橋など地元の風景を描き、両手のひらで包み込むデザイン。6月上旬から全員で図案を考え、夏休みに入ってポスターカラーで色鮮やかに仕上げた。児童会長の中村遥さん(12)は「戦争など争いのない安心して暮らせる世界になるよう願って描いた」と話した。

 東京のNPO法人アース・アイデンティティー・プロジェクツが主催する活動の一環。国内61市町と、26カ国から寄せられた絵を縫い合わせて縦45メートル、横70メートルの作品にし、10日に広島市中区の広島グリーンアリーナで披露する。(片山学)

(2015年8月7日朝刊掲載)

年別アーカイブ