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オバマ大統領の被爆地訪問に協力 民主・岡田代表

 民主党の岡田克也代表は6日、来年5月にある主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に合わせて米国のオバマ大統領が被爆地を訪問するよう、各党や政府、地元と協力して取り組む考えを示した。

 この日、広島市内のホテルであった広島県被団協(坪井直理事長)の慰霊式典のあいさつで岡田代表は「核なき世界をリードするオバマ大統領に広島、長崎を訪れてもらい、核兵器廃絶の大きな流れになるよう力を尽くしたい」と述べた。式典後、取材に対しては、訪問実現に向けて各党や政府、広島、長崎市と協力すると語った。

 また岡田代表は安全保障関連法案について、全国的に反対運動が高まっていると強調。「衆院の強行採決で内閣支持率も下がった。参院でも繰り返したら内閣は維持できなくなるというところまで盛り上げたい」と話した。

 中谷元・防衛相が、安保関連法案に基づく他国軍への後方支援で、核兵器の運搬を理論上可能と国会で答弁したことについては、「核兵器運搬は排除されるべきだし、非核三原則とは別問題。国会でもっと議論する」とした。

(2015年8月7日朝刊掲載)

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