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「86」に込めた平和への願い 広島原爆の日でピースナイター

 広島東洋カープの選手ら全員が6日、広島市南区のマツダスタジアムであった阪神戦で、背番号「86」の特別ユニホームを着用した。平和への願いを球場から発信する「ピースナイター」の一環。慰霊の気持ちも胸にプレーした。

 白地のユニホームに赤字で、胸に「PEACE」、背番号の上に「HIROSHIMA」と記す。帽子は平和の象徴のハトがあしらわれ、袖には、原爆死没者名簿に記載された人数の「297684」を刻んだ。長崎県出身の大瀬良大地投手は「今後は僕らが次世代に受け継がないといけない」と力を込めた。

 スタンドで観戦した呉市の団体職員、鍛冶夕静江(ゆずえ)さん(61)は「8月6日を知らない人が増えていると聞いた。いろんな企画をすることは意味がある」と話していた。

(2015年8月7日朝刊掲載)

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