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被爆の惨状 見て知って 岡山で写真やパネル展示

 広島、長崎の原爆による被害の惨状を伝える原爆平和展が、岡山市北区のJR岡山駅西口の岡山リットシティビル2階「ひかりの広場」で開かれている。16日まで。

 原爆投下直後の広島市内の様子を撮影した写真や、放射線や熱線による被害を説明したパネルなど約30点を展示。被爆者自身が描いた、やけどを負いながら逃げ惑う人々の絵や、倒壊した家の下敷きになりながら炎に包まれる女性の絵も展示している。

 岡山市北区の大学2年金城夢乃さん(21)は「ほとんど原爆のことを知らなかった。言葉が出ない」と、詩人峠三吉(1917~53年)の「原爆詩集」の展示を熱心に見詰めていた。

 原爆平和展は岡山市原爆被爆者会(平末豊会長)が主催して23回目。入場無料。(永山啓一)

(2015年8月8日朝刊掲載)

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