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被爆…劇団「桜隊」を追悼 東京

 広島で原爆の犠牲になった移動劇団「桜隊」を追悼する会が6日、慰霊碑のある東京都目黒区の五百羅漢寺であった。桜隊原爆忌の会(神山寛会長)が主催し、遺族たち約120人が出席した。

 現役の俳優たちが、戦時中に結成された桜隊の歴史を振り返る朗読劇を披露。巡業中に広島市内の宿舎で被爆し、亡くなった俳優の丸山定夫さんたち9人をしのんだ。また、1975年以来続けてきた追悼の活動について会員同士で語り合った。

 追悼する会は41回目。近野十志夫事務局長(69)は「被爆70年まで活動を続けることができた。会員は高齢化しており、若い世代への継承を考えたい」と話していた。(清水大慈)

(2015年8月8日朝刊掲載)

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