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「平和の灯」我孫子市へ 平和首長会議 派遣中学生が採火 広島の平和記念公園

 平和首長会議(会長・松井一実広島市長)は7日、平和記念公園(中区)の「平和の灯(ともしび)」を、加盟都市の千葉県我孫子市に分火した。15日に開く平和祈念式典で、広島市の「平和の灯」を模したガス灯のモニュメントに点灯するという。

 核兵器廃絶の世論を各地で高めようと、同会議が昨年度から始めた事業で、国内の加盟都市では初めて要請があった。我孫子市内の中学6校が派遣した生徒24人を代表し、湖北中2年の清水嶺(れい)君(13)がトーチに採火した。

 清水君は「世界から核兵器がなくなるまで守りたい」。星野順一郎市長(57)は「ことしは戦後70年でもあり、灯を受け継ぐことで市民が平和を考える機会を広めたい」と話した。

 同会議の加盟都市は、1日時点で161カ国・地域の6779都市。(和多正憲)

(2015年8月8日朝刊掲載)

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