留学生、ヒロシマ学ぶ 廿日市で平和ツアー
15年8月10日
全国10大学で学ぶ留学生たちが被爆体験を聞く平和交流会が7日、廿日市市住吉の市市民活動センターであった。市国際交流協会が5日から開く「はつかいち平和ツアー」の一環。アジアや欧州出身の留学生16人や市民計約60人が参加した。
爆心地から約1・4キロで被爆した呉市の山中恵美子さん(81)が、甲状腺がんや脳腫瘍などの病気と闘いながら、国内外で続ける証言活動について報告した。「戦争は勝っても負けても犠牲者と不幸を生む。世界平和と核兵器廃絶の実現へ連帯しよう」と訴えた。
平和ツアーは、同協会が2003年から毎年開き13回目。島根大教育学部で学ぶブラジル出身のシルバ・ラファエルさん(21)は「心を奮い立たせ、思い出したくない過去を明るい顔で語る姿に感動した」と話した。(長部剛)
(2015年8月8日朝刊掲載)
爆心地から約1・4キロで被爆した呉市の山中恵美子さん(81)が、甲状腺がんや脳腫瘍などの病気と闘いながら、国内外で続ける証言活動について報告した。「戦争は勝っても負けても犠牲者と不幸を生む。世界平和と核兵器廃絶の実現へ連帯しよう」と訴えた。
平和ツアーは、同協会が2003年から毎年開き13回目。島根大教育学部で学ぶブラジル出身のシルバ・ラファエルさん(21)は「心を奮い立たせ、思い出したくない過去を明るい顔で語る姿に感動した」と話した。(長部剛)
(2015年8月8日朝刊掲載)