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「子どもの平和」表現豊か 広島市中区で「せこへい美術館」

 子どもの平和をテーマにした美術展「せこへい美術館」が8日、広島市中区の県民文化センターで始まった。市内の高校生たちでつくる「世界の子どもの平和像ヒロシマ」の主催で、13日まで。

 県内の作家の絵画や版画など23点。子どもの顔に原爆ドームや自由の女神を重ね、子どもが平和の多面性に気付く過程を表現した作品などが並ぶ。ピカソの反戦壁画にちなみ、小中高生が制作した3点の「キッズゲルニカ」もある。

 西区己斐中の医師佐倉伸夫さん(64)は「それぞれに技巧が凝らされ、その自由さに平和を感じる」と見入っていた。(明知隼二)

(2015年8月9日朝刊掲載)

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