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平和や教育 母親が議論 福山で大会

 福山市母親大会が9日、同市伊勢丘の市東部市民センターであった。保育所など10団体でつくる実行委員会が主催し、約300人が参加した。

 平和や教育など五つの分科会に分かれて話し合った。「平和」分科会は「戦争の実体験から真実を学ぼう」がテーマ。戦争を体験したパネリスト中川陽子さん(88)=同市多治米町=が「安全保障関連法案が強行採決され危機感を持っている。将来、子や孫が戦争に巻き込まれる恐れがあり、母親がもっと発言してほしい」と訴えた。参加者からは「武器を持たないのが最大の防衛だ」などの意見が出ていた。

 午後の全体会では報道写真家の郡山総一郎さんが「アジアの紛争地と福島」を話したほか、平和を願う詩の朗読会があった。(細田一歩)

(2015年8月10日朝刊掲載)

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