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核兵器なき世界へ広島でメッセージ 米カトリック司教

 米国カトリック司教協議会の「国際正義と平和委員会」で委員長を務めるオスカー・カントゥ司教(48)が初めて来日し、広島市中区の世界平和記念聖堂で6日、ピースメッセージを発表した。

 カトリックの信者たち約250人が参加。カントゥ司教は、核抑止論を踏まえた新たな核兵器製造を主張する声が米議会内にあることなどに懸念を表明。「わが国の多くの宗教、外交、政治、軍事、科学のそれぞれの分野のリーダーたちは、核兵器のない世界を達成するため、毅然(きぜん)として取り組む決意だ」と述べた。

 カントゥ司教は、同聖堂で6日朝あった「原爆・すべての戦争犠牲者追悼ミサ」などに参列するため来日した。

(2015年8月10日朝刊掲載)

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