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庄原で反対組織集会 安保法案 市民900人 決議案を採択

 庄原市選出の自民党籍の県議と、同市市議の有志19人が中心となって結成した「ストップ・ザ・安保法制」庄原市民の会主催の市民集会が10日、同市の市民会館であった。市民約900人が参加。安全保障関連法案の反対を訴え、決議案を採択した。

 会長を務める小林秀矩県議(63)=自民議連=が「国の平安が一内閣によって覆されようとしている。おかしいことはおかしいと言える国民でいよう」とあいさつ。賛同する市民4人が戦時中の体験を話したり、子どもを持つ母親の心境を語ったりした。

 最後に「安倍政権の行為は、憲法を中心とする法的安定性を一方的に覆す暴挙であり、断じて許せない」との決議案を採択した。元中国新聞社論説委員の大平泰氏の講演もあった。

 同会は7月31日に発足。市民や市民団体の入会を募りながら、同法案に反対する署名活動を続けている。(伊東雅之)

(2015年8月11日朝刊掲載)

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