×

ニュース

北米被爆者健診 広島県は継続を 米協会会長 知事に要望

 米国広島・長崎原爆被爆者協会の据石(すえいし)和会長(88)=米ロサンゼルス=が10日、広島県庁を訪ね、湯崎英彦知事に北米での被爆者健診の継続を要望した。

 ロサンゼルスの健診で現地責任者を務める据石会長は「日米の(戦争被害の)谷間にいた在米被爆者への支援はありがたい」とあらためて感謝し、6日の平和記念式典への参列など近況も話した。湯崎知事は「これからも頑張ってください」と活動をねぎらった。

 北米健診は1977年に県医師会などが開始。現在は国の委託事業として、県が医師たちでつくるチームを隔年で派遣している。前回の2年前は319人が受診。ことしは9月に4都市を巡る。

(2015年8月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ