患者ら癒やす音色 広島市中区で指揮者大野さんら
15年8月11日
フランス国立リヨン歌劇場で首席指揮者を務める大野和士さん(55)が10日、広島市中区の広島赤十字・原爆病院で無料コンサートを開いた。
外来用待合ホールで約150人の入院患者たちを前に、大野さんのピアノ伴奏に合わせ、オペラ歌手4人がミュージカル劇中歌の「トゥナイト」や童謡「ふるさと」など9曲を披露した。各病室のテレビにも同時中継された。入院中の主婦吉田明江さん(68)=安佐南区=は「周りの人が自然と笑顔になり、音楽の力を感じた」と笑顔だった。
大野さんは2008年から毎年、全国の病院などで無料コンサートを開催。戦後70年のことしは広島のほか長崎、沖縄でも開く。「闘病生活の中でも、音楽を聴いて羽ばたくような気持ちになってもらえれば」と話していた。(高本友子)
(2015年8月11日朝刊掲載)
外来用待合ホールで約150人の入院患者たちを前に、大野さんのピアノ伴奏に合わせ、オペラ歌手4人がミュージカル劇中歌の「トゥナイト」や童謡「ふるさと」など9曲を披露した。各病室のテレビにも同時中継された。入院中の主婦吉田明江さん(68)=安佐南区=は「周りの人が自然と笑顔になり、音楽の力を感じた」と笑顔だった。
大野さんは2008年から毎年、全国の病院などで無料コンサートを開催。戦後70年のことしは広島のほか長崎、沖縄でも開く。「闘病生活の中でも、音楽を聴いて羽ばたくような気持ちになってもらえれば」と話していた。(高本友子)
(2015年8月11日朝刊掲載)