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サンフレ2選手 折り鶴ささげる スポーツできる平和な広島 原爆の子の像

 サッカーJ1サンフレッチェ広島の森崎和幸(34)、千葉和彦(30)両選手が11日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆の子の像に折り鶴500羽をささげた。11月に市内である「ひろしま国際平和マラソン」の被爆70年企画の一環。

 2人が届けた折り鶴は、大切な人への感謝の気持ちを書いた手紙などを折ったもの。身近な人を思いやる心から平和が生まれるとの趣旨で、大会事務局がメッセージを募った。

 昨年のひろしま国際平和マラソンの参加者約300人がゴール後に書いたほか、企画に賛同した広島東洋カープの鈴木誠也選手、バレーボール・プレミアリーグ男子のJTサンダーズの越川優選手たち広島を拠点に活動するスポーツ選手49人もメッセージを寄せた。森崎和選手は家族に「いつも一番近くで支えてくれてありがとう」、千葉選手はサポーターに向け「(チームを)愛してくれてありがとう」と書いた。

 黙とうし、折り鶴をささげた森崎和選手は「70年前のヒロシマを忘れず、サッカーを楽しめる世界でありますように」、千葉選手は「平和にサッカーができる喜びをかみしめ、残りの試合も頑張る」と話していた。(山本乃輔)

(2015年8月12日朝刊掲載)

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