×

ニュース

響く核廃絶の祈り 広島市中区で慈善コンサート

 核兵器廃絶を願う慈善コンサートが11日、広島市中区の広島国際会議場で始まった。音楽や演舞、朗読などのプロ、アマが出演。市民有志の実行委員会(委員長・秋葉忠利前市長)の主催で、12日まで。

 「ヒロシマ・デー」のこの日は、46組がステージに上がった。被爆者で広島市出身の歌手扇ひろ子さんが「原爆の子の像」、安芸高田市出身の新宅未奈子さんは「忘れんさんな広島を」を披露。小学生のマリンバや学生の合唱などもあり、それぞれの表現に平和への願いを込めた。

 南区の主婦浜岡英子さん(67)は「厳かな雰囲気で平和を考えるよい機会になる」と聞き入った。

 12日も午前9時~午後9時で「ナガサキ・デー」として42組が出演。歌手加納ひろしさんが「燃える赤ヘル僕らのカープ」を歌い、ピアニスト萩原麻未さんや長崎市の合唱団も登場する。

 一般2500円、高校生以下1500円。実行委は収益を広島市や長崎市の原爆養護ホームなどに寄付する。上村和博副委員長Tel090(8602)1043。(川手寿志)

(2015年8月12日朝刊掲載)

年別アーカイブ