×

ニュース

ユースサッカー選手、平和学習 広島で国内外4チーム

 広島市で開かれている平和祈念広島国際ユースサッカーに出場している国内外4チームの選手が10日、中区の平和記念公園で平和学習をした。原爆資料館を見学し、被爆者の証言も聞いた。

 16歳以下の日本代表と17歳以下の広島県選抜、ポーランド代表、ウズベキスタン代表の計約100人。原爆資料館で焦土になった市街地の写真や焼け焦げた三輪車などを見て回った。爆心地から1キロの自宅で被爆した寺本貴司さん(80)=廿日市市=に当日の光景も聞いた。

 ポーランド代表の主将フベルト・アダムチクさん(17)は「世界史の授業で原爆について習ったが、広島に来て実際に起こったのだと実感した」と話していた。

 大会は中国新聞社などが主催。10回目を記念し、海外2カ国の代表が初参加した。(新谷枝里子)

(2015年8月12日セレクト掲載)

年別アーカイブ