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ポスターでたどる少女の命 笠岡市立図書館「サダコと折り鶴」展

 広島で被爆し、白血病のために12歳で亡くなった佐々木禎子さんの生涯をたどるポスター展「サダコと折り鶴」が、笠岡市六番町の市立図書館で開かれている。27日まで。

 同館の絵本コーナーと児童閲覧室にA2判の計24点を展示。幟町小入学時の制服姿やリレーのスタート練習、本人が折った鶴、「ありがとう」と言い残して眠るように息を引き取ったというエピソードを添えたひつぎに眠る姿などがある。

 笠岡市笠岡、主婦高嶋ゆりさん(40)は「禎子さんを知らない子どもたちは多いと思う。息子にも教えたい」と、長男の小学2年一遼君(7)と見入っていた。

 ポスターは、同館が広島市中区の原爆資料館から借りた。午前9時半~午後7時(土日は午後6時まで)。月曜休館。(谷本和久)

(2015年8月15日朝刊掲載)

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