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回天記念館前180人が集会 終戦の日に平和祈る鐘響く 周南

 終戦の日の15日、旧日本軍の人間魚雷「回天」の発射訓練基地があった周南市大津島の回天記念館前で、平和を願って鐘を鳴らす集会があった。徳山ユネスコ協会の主催。県内外から訪れた約180人が鐘を突いて、平和を祈った。

 記念館前の「平和祈念の鐘」には、1943年に岩国市柱島沖で爆沈した戦艦陸奥の砲身が鋳込まれている。集会で同協会の原田茂会長(77)は「戦後生まれの世代と戦争体験を共有し、大津島から世界に平和を発信したい」とあいさつした。

 家族と大津島を訪れた周南市久米の大島商船高専1年平石琴美さん(15)は「歴史に関心を持ち、戦争について知ることで平和を守りたい」と話していた。(高田果歩)

(2015年8月16日朝刊掲載)

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