×

社説・コラム

ピープル 8・6平和を歌う会・みはら世話人の和田優紀さん 平和への願い歌で受け継ぐ

 「平和に感謝する気持ちを込めた」と話すのは、8・6平和を歌う会・みはら世話人の和田優紀さん(51)=三原市中之町。広島原爆の日の8月6日、三原市の原爆死没者慰霊碑前であった慰霊式典で、「原爆を許すまじ」など4曲をフルートで演奏。メンバー22人を含む約100人が厳かに歌った。

 同会は2004年から、同式典で参列者に一緒に歌うよう呼び掛けている。「歌を通して、みんなの思いを一つにしたい」

 広島市の被爆体験伝承者の養成事業の研修も受けている。「戦争を体験した人の平和への願いを受け継ぎ、次の世代へバトンをつなぎたい」(山本庸平)

(2015年8月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ