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空襲題材の絵本 ジオラマで再現 福山市沼隈 きょう・あす企画展

 福山市の南部生涯学習センターは19、20の両日、同市沼隈町の沼隈図書館で、空襲を題材にした絵本をジオラマで再現した企画展を開く。子どもたちに戦争について伝えたいと企画した。

 姫路空襲で3歳の女の子が犠牲になる様子を描いた絵本「よしこがもえた」の15場面を、それぞれA1判の紙に印刷して展示。さらに、作品に登場する防空壕(ごう)や防火用水の模型、防空頭巾などを並べる。来場者は模型に入ったり、頭巾を着けたりすることができる。

 市内の小学生、大学生、会社員など8人のボランティアたちが毎週集まり、段ボールや布を用いて2カ月で制作した。

 同センターの岡本広士さん(50)は「多くの市民が犠牲になった空襲について知り、平和の大切さを考えてほしい」と来場を呼び掛ける。両日とも午後1~3時、無料。(小林可奈)

(2015年8月19日朝刊掲載)

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