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[戦後70年 県北から] 3339人の冥福祈る 三次で追悼式

 広島県三次市戦没者追悼式が19日、同市三次町の市民ホールきりりであった。市内の遺族たち約320人が出席。地元出身の戦没者3339人の冥福を祈り、平和を願った。

 増田和俊市長は「不戦の誓いを新たにし、恒久平和を確立する使命が私たちにはある」とあいさつ。市遺族会連合会の亀井源吉会長(68)は「戦争の悲惨さを風化させず、語り継いでいかなければならない」と述べた。出席者は、1人ずつ献花台に菊を手向けた。

 兄がフィリピンで戦死したという同市石原町の主婦坂田イチエさん(77)は「孫たちが武器を持たず戦争に行かない日本であってほしい」と話していた。

(2015年8月20日朝刊掲載)

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