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NPT再検討会議 広島誘致「主導を」 外相に市が要望書

 広島市は、2015年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の広島誘致に向け、国が主導的な役割を果たすよう求める要望書を玄葉光一郎外相に宛てて提出した。

 要望書は「核保有国の首脳が広島を訪れ、被爆の実相に触れた上で核兵器廃絶に向けた議論をすることは極めて重要」とし、「実現に向けイニシアチブを取ってほしい」と求める。

 市は6月の市議会定例会でNPT再検討会議の広島開催を目指すと表明。松井一実市長は平和宣言で「世界の為政者が広島の地に集い、核不拡散体制を議論する国際会議の開催を目指す」と述べた。

 市は毎年「平和問題に関する要望書」を外務省に提出しており、その中に盛り込んだ。要望はこのほか、平和市長会議の核兵器廃絶提案「2020ビジョン」への賛同など計6項目。

(2011年9月8日朝刊掲載)

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