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元米国防長官23日講演 広島市南区

 「核のない世界」を提唱している米国のウィリアム・ペリー元国防長官を招いた講演会・パネル討論が23日午後2~4時、広島市南区のグランドプリンスホテル広島である。国際平和拠点ひろしま構想を掲げる広島県の主催で、無料。

 ペリー氏は、キッシンジャー、シュルツ両元国務長官たちと2007年に核兵器のない国際社会実現に向けた提言を発表した。講演会では、クリントン政権で国防長官を務めた経験を踏まえ、平和や核軍縮に対する思いを語り、市内の高校生たちと平和教育について意見交換する。

 続くパネル討論では、広島県の湯崎英彦知事や、国際政治に詳しい上智大の春原剛客員教授と、核軍縮へ向け、広島が果たすべき役割などについて意見を交わす。24、25の両日に同ホテルである包括的核実験禁止条約(CTBT)機構準備委員会の「賢人会議」にペリー氏が出席するのに合わせ、県が企画した。

 定員200人。所定の様式でファクスや郵送、電子メールで申し込む。県平和推進プロジェクト・チームTel082(513)2368。

(2015年8月21日朝刊掲載)

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