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つなぐ~戦後70年 光高生徒の作品上映 海軍工廠の空襲テーマ 市戦没者追悼式250人参列

 太平洋戦争で犠牲となった光市の戦没者をしのぶ市戦没者追悼式が22日、同市島田の市地域づくり支援センターであり、遺族たち約250人が参列した。

 市川煕市長は「戦争の悲しい事実を次の世代に伝えることが平和への道筋だ」とあいさつ。参列者全員が祭壇に花を手向けて犠牲者をしのんだ。

 地元の光高放送部員が1945年8月14日の光海軍工廠(こうしょう)の空襲をテーマに制作したドキュメンタリー映像も上映された。女子挺身(ていしん)隊として同工廠で働き、取材に応じた光市光井の岡村房子さん(87)は「戦争について知ろう、伝えようという姿勢が感じられます」と褒めていた。

 中心になって制作した元副部長の3年周防則志君(18)は「取材を通じて初めて知ることも多かった。同級生や年下の世代に見てもらい、戦争を繰り返さない思いを広めたい」と話した。(桑田勇樹)

(2015年8月23日朝刊掲載)

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