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安保法案阻止へ 民主・枝野氏決意 広島を訪問

 民主党の枝野幸男幹事長は24日、参院で審議中の安全保障関連法案について、「国民の批判の声が大きなうねりになっている」と述べ、世論を背景に法案成立阻止へ追い込む決意をあらためて示した。

 党青年委員会全国大会や被爆地視察のため広島市を訪れ、原爆資料館(中区)を見学した後に報道陣の取材に応じた。枝野幹事長は「(与党が)国会で多数を占めていても、法案反対の輪が広がれば押し切って採決できなくなる」と強調。そのために「憲法改正をせずに、海外で武力行使しないという戦後70年の枠組みを変えるいいかげんさを伝えていく」と説明した。

 一方、6日に広島市を訪れた岡田克也代表が、米国のオバマ大統領の被爆地訪問実現に向けて取り組む考えを示したことについて、「与党時代の経験も踏まえ、各国への人脈がある。野党外交の限界はあるが、そういう人脈を通じて広島、長崎を訪問してもらえるよう働き掛けたい」と述べた。

(2015年8月25日朝刊掲載)

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