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社説・コラム

『ひとネット』 110周年展 被爆の記憶継承 広島

 「被爆の記憶を残す場所での展示で、若い職員も含めて責務を見つめ直す機会になった」と話すのは、日銀広島支店(広島市中区)の金田一弘雄支店長。中区袋町の旧広島支店で支店開設110周年記念展を開いている。

 建物内では職員18人が被爆し、8人が死亡した。被爆の2日後に一部業務を再開した歴史を振り返り「金融インフラを立て直す使命感がそこにあった」。

 46人目の広島支店長。「記憶の継承だけでなく、将来の支店の姿も考える節目にしたい」(山本洋子)

(2015年8月26日朝刊掲載)

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