×

ニュース

ローマ法王来日 首相が意欲示す 河井氏 明かす

 安倍晋三首相は26日、ローマ法王フランシスコの訪日の早期実現に意欲を示した。ローマ法王庁(バチカン)からの帰国報告のため首相と面会した自民党の河井克行衆院議員が、官邸で記者団に明らかにした。

 河井氏は13日、バチカンでカミレリ外務次官と会談し、首相から託された法王宛ての親書を手渡した。首相は、昨年6月にバチカンで法王と会談した際に直接、来日を招請している。親書の内容は明らかにされていないが、重ねて招請したとみられる。河井氏は「先方も招請を重く受け止めている」と述べた。

 親書は戦後70年、被爆70年の節目に当たり、日本が世界平和や「核兵器のない世界」の実現に貢献することを強調し、日本とバチカンの連携強化を確認する内容が柱とみられる。

(2015年8月27日朝刊掲載)

年別アーカイブ