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安保法案反対で議連 三次 庄原に続き1日発足

 三次市議会(定数26)の議員有志が、安全保障関連法案に反対する議員連盟を9月1日に発足させる。隣の庄原市では、市選出の県議と市議の有志が7月31日に同様の組織を発足させており、続いた形となる。

 三次市議会では7月、同法案に反対する意見書案を賛成多数で可決。意見書案に賛成した議員13人のうち7人が今月23日に市内であった同法案反対の市民集会に参加し「会派を超えて法案反対への運動を広げたい」と機運が高まった。

 25日に発起人の国岡富郎市議(77)が、公明市議2人を除く市議23人と下森宏昭県議(51)=自民議連、三次市=に文書で呼び掛けた。13人前後の賛同者を見込む。下森県議は「法案について国民に対する政府の説明が不足している」として、議連に加わる意思を示している。

 1日に三次市役所で記者会見し、市内での署名活動や集会など今後の行動計画を発表する。国岡市議は「平和憲法を解釈改憲し、戦争ができる国に変えてはならない。地方議員として市民の声を国に届けたい」と話す。(野平慧一)

(2015年8月28日朝刊掲載)

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