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災害や紛争から平和構築考える 広島大 国際会議

18・19日に国際会議

 広島大は18、19の両日、東日本大震災の被災地の復興や海外の紛争地の平和構築の在り方を考える国際会議を広島市中区の広島国際会議場で開く。国連訓練調査研究所(ユニタール)広島事務所などと取り組む平和構築連携融合事業の一環。

 福島第1原発事故後、福島県内で放射性物質による土壌汚染を調査した広島大原爆放射線医科学研究所の星正治教授(放射線生物・物理学)をはじめ、インド、エジプト、フィリピンなど8カ国の学者や市民団体の代表者たちが参加する。

 18日は、平和構築と民主化▽核と環境▽心の回復―の3部会がある。原発事故による健康、心理への影響、海外の民主化運動の現状などを報告する。

 19日は東京大大学院の島薗進教授(宗教学)やユニタール広島事務所のべリン・マッケンジー上席専門官たち6人がパネル討論。被爆地の復興過程などを踏まえ、災害や紛争から地域社会が立ち直る手法を議論する。

 両日とも午前10時から。参加は当日受け付ける。無料。定員は18日が200人、19日は50人。広島大平和構築連携融合事業事務局Tel082(424)6936。

(2011年9月16日朝刊掲載)

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