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福田氏が立候補へ 岩国市長選

 任期満了に伴う来年1月17日告示、24日投開票の岩国市長選に、現職の福田良彦氏(45)が3選を目指して立候補する意向を固め、31日の市議会定例会初日の本会議で表明する見通しであることが28日、分かった。

 福田氏は現在2期目。関係者によると、31日の市議会本会議の質疑に対する答弁で続投の意思を示すとみられる。現時点で、市長選に立候補を表明している人はいない。

 米海兵隊岩国基地(岩国市)には在日米軍再編で2017年ごろ、米海軍厚木基地(神奈川県)から空母艦載機の移転が予定されている。福田氏は昨年度まとめた市総合計画で、初めて「基地との共存」を掲げた。移転の受け入れ判断について「安心安全対策や地域振興策の実現に向けた国との協議の先にある」との立場を示している。

 福田氏は、岩国市議、山口県議を経て05年の衆院選山口2区に初当選。岩国基地への艦載機移転に反対する当時の市長、井原勝介氏の辞職に伴う08年2月の出直し市長選に、衆院議員を辞職して立候補し、井原氏を破って初当選した。(野田華奈子)

(2015年8月29日朝刊掲載)

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