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反対の議連 三次に発足 市議ら14人 演説・署名集めへ

 三次市議会(定数26)の議員有志たちが1日、「安保法案反対三次議員連盟」を発足させた。市議13人と市選出の下森宏昭県議(51)=自民議連=の計14人が賛同。国に対して安全保障関連法案への反対を訴える街頭演説と署名集めをしていく。

 この日、三次市役所で開かれた初会合には市議11人と、下森県議の秘書計12人が出席。「安保法案に対して多くの憲法学者が違憲と主張しており、法案の衆院での強行採決や、審議過程に疑問がある」との趣意書をまとめた。

 代表に就いた国岡富郎市議(77)はあいさつで「法案は憲法を無視している。戦後70年、平和な社会を守ってきた憲法9条が変えられてしまう危機感がある」と述べた。相談役には下森県議の就任を決めた。

 議連は5、6の両日、市内中心部で街頭演説し、同法案への反対を呼び掛ける。同時に署名集めを始める。署名は安倍晋三首相たちに宛てて提出する予定。(野平慧一)

(2015年9月2日朝刊掲載)

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