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商店街に舞う平和の折り鶴 山口 50万羽飾る コープとゆだ苑

 山口県内で亡くなった被爆者を追悼する「山口のヒロシマデー」の6日を前に、コープやまぐち(山口市)と県原爆被爆者支援センターゆだ苑(同)は2日、山口市道場門前の商店街に約50万羽の折り鶴を飾った。8日まで。

 同市江良で毎年6日にある山口原爆死没者追悼・平和式典に寄せられる折り鶴を活用しようと、2002年に始まった。ことし、組合員と商店街が協力して折った鶴は10万3千羽。昨年分を含め1日夜、組合員たち33人が長さ約300メートルのアーケードに取り付けた。「平和な世界でありますように」などのメッセージも添えている。

 コープやまぐち職員の持塚由香里さん(35)は「被爆者の減少や高齢化が進む中、被爆体験をどう受け継いでいくかが課題になっている。県内の被爆者と式典を知り、平和を考えるきっかけにしてほしい」と話している。(柳岡美緒)

(2015年9月3日朝刊掲載)

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