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球場から平和の願い 広島で「折りづるナイター」

■記者 城戸収

 プロ野球公式戦で平和への願いを発信する折りづるナイター、広島東洋カープ対東京ヤクルトスワローズ戦が26日、広島市民球場(中区)であった。観客1万6000人は、核兵器廃絶を目指す平和市長会議(会長・秋葉忠利広島市長)の取り組みに賛同。市長会議のイメージカラーの応援ボードを掲げ、スタンドを緑に染めた。

 5回表が終了し、秋葉市長が大型スクリーンで「折りづるナイターを通して平和のメッセージを届けよう」と呼び掛けた。5回裏が終わると、ファンはカープのキャッチフレーズ「ALL―IN」と書いたボードを一斉にかざした。ひろしまフラワーフェスティバル(FF)の「折りづるみこし」もグラウンドに登場。

 2020年までの核兵器廃絶を掲げる平和市長会議の「2020ビジョン」キャンペーンの一環として、広島平和文化センターが企画。カープも協力し、選手はユニホーム左袖に折り鶴のステッカーを着けてプレーした。

 生協ひろしま(廿日市市)も、球場周辺で市長会議の「都市を攻撃目標にするな」プロジェクトへの賛同署名を集めた。

(2008年8月27日朝刊掲載)

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