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戦争の悲惨さ語り継ぐ 浜田 戦没者追悼式に140人

 浜田市戦没者追悼式が5日、同市の市総合福祉センターであり、遺族たち約140人が参列した。

 太平洋戦争中、北マリアナ諸島(米国自治領)のサイパン島に赴いた父を、生後5カ月で亡くした浜田地区戦没者遺族連合会の浜野孝司会長(71)が「戦後70年が経過し、戦争の事実は風化している。戦争の悲惨さを体験した私たちが、平和の語り部として後世に伝えなければならない」と追悼の言葉を述べた。

 同会によると、日露戦争や太平洋戦争などで犠牲になったのは3164人。参列者は式壇に献花し、手を合わせた。

 同市と同市社会福祉協議会が主催。「平和の尊さを次の世代に語り継ぐ」との久保田章市市長の式辞も代読された。(森田晃司)

(2015年9月6日朝刊掲載)

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