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「安保法案廃案を」宣言 松江で750人県民集会

 島根大(松江市)と県立大(浜田市)の教員たちが呼び掛けた安全保障関連法案の廃案を求める県民集会が5日、松江市西津田のプラバホールで開かれた=写真。県内から約750人が参加。宣言やデモ行進で訴えを広げた。

 集会への賛同が61団体、144人に達した盛り上がりを受け、北川泉・島根大元学長が「再び戦争のできる国にしたくない。願いをさらに広げよう」とあいさつ。立命館大(京都市)の植松健一教授は講演で「立憲平和主義が粉砕されようとしている」と指摘した。

 市民団体、キリスト教、仏教の宗教関係者ら9人がそれぞれの立場で反対を訴え。全員でカードを掲げて廃案へ意思表示し、「過ちを繰り返してはなりません。廃案を実現しましょう」とする集会宣言を採択した。

 JR松江駅周辺まで約1キロをデモ行進。江津市桜江町の公務員岡本章夫さん(38)は「今、行動しないと、きっと後悔する。声を上げるのは今しかない」と話した。(西山文男)

(2015年9月6日朝刊掲載)

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