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「明日の神話」で復興アート 安芸南高生、文化発表会

 広島市安芸区矢野西の安芸南高1年240人が、岡本太郎の壁画「明日の神話」を参考にした巨大絵を完成させた。原爆と東日本大震災を重ね合わせ、惨禍から立ち上がる人間の強さを表現。25日の文化発表会で披露する。

 縦約3メートル、横約15メートル。6クラスが分担してベニヤ板27枚に描いた。当日までに針金でつなぎ、校舎の3階からつり下げて展示する。

 同高の文化発表会のテーマは震災からの復興。学年全体取り組みとして「明日の神話」のアイデアが出て、7月から制作作業を進めてきた。松本拓也君(16)は「みんなが協力して迫力ある作品ができた。被災地の人が助け合って復興していく姿を表現した」と話していた。(鈴中直美)

(2011年9月24日朝刊掲載)

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